2022年10月12日水曜日

生活言語と学習言語―思考と論理―

 



生活言語は、日常生活において習得して、気分と雰囲気によって伝える。学習言語は、学校生活において習得して、思考と論理によって伝える。

2022年10月5日水曜日

ADHDの 認知メカニズムの解明―注意転導性・反応抑制・ワーキングメモリ―

 








① ADHDの注意転導性
「気が散る」と「気晴らし(気散じ)」が同時に起きている。そのため、妨害刺激を全てなくしても、ADHD症状は改善しない。

② ADHDの反応抑制
「運動抑制」ではなく、「反応決定」+「運動活性」が組み合わされている。そのため、動機づけのある状態では、スピードの速いパフォーマンスを、正確に行う。

③ ADHDのワーキングメモリ
ワーキングメモリ活動を行うと、脳内では認知的に持続した「自己刺激」の状態となる。そのため、ワーキングメモリの個人差はあるが、この脳内自己刺激の状態によって、ADHD症状を改善できる。

2022年9月27日火曜日

知識によって価値を生み出す―why soとso what―






IssueとGoal
 問題・論点・目的・結果
 何をしようとするのか?
So
 現在の状態・現在の状況
 今どうなっているのか?
Why so?
 根拠・真偽・原因・理由
 なぜ、そうなのか?
So what?
 問題解決・目的達成・価値創出
 何を得られるのか? 

2022年9月26日月曜日

思考を伴う知識―長期記憶とワーキングメモリ―

 






知識は、長期記憶に保存されている。保存された知識の中から、必要となる知識をワーキングメモリに呼び出して、思考が行われる。思考を伴う知識、構造化された知識が、長期記憶の中に形成される。

2022年9月25日日曜日

自律性の4つの意味―内発・習慣・意志・自己決定―







 内発的に(intrinsic):没頭・無我・夢中、活動自体に動機づけられる
習慣(habit):無意識に・ひとりでに、努力不要で続けられる
意志(effort):意図・努力、意志の力で自らを動機づける
自己決定(decision):意思決定の自立、自分のことを自分で決める


2022年9月24日土曜日

N-back課題―ワーキングメモリと記憶の更新―





次々と呈示される刺激系列の、現在呈示されている刺激と、N個前に呈示された刺激の異同を判断する。少なくとも、N個前までに呈示された刺激を、すべて覚えていて、それを更新し続ける必要がある。

2022年9月23日金曜日

フランカー課題(Flanker Task)―選択的注意と反応競合―





探索不要の選択的注意課題
元々は、選択的注意の課題において、視覚探索の(視線を動かす)要因を取り除く目的で開発された。(Eriksen & Eriksen, 1974)この課題は、すべての試行において運動反応を行うので、運動活性が高くなり反応競合の要因が新たに生じていた。

2022年9月21日水曜日

ICIDH(国際障害分類)とICF(国際生活機能分類)―出来ないこと、出来ること―

ICIDH(国際障害分類)は、障害者のマイナスの面(出来ないこと)に注目したが、ICF(国際生活機能分類)は、障害者のプラスの面(出来ること)に注目した。





2022年9月19日月曜日

自分についての意識と思考ー主観的に高次なものー


 自分についての意識と思考は、

主観的であり、客観的でもある

最も低次であり、最も高次でもある




大学の卒業証書と学位―学位とは何か?―

 


大学の起源は、中世のヨーロッパにおいて、学生と教師が自発的に参集した自治団体・組合(ギルド)であり、学位とは、一定の課程を修了して、審査を経て授与される教授資格(教える資格)、教師ギルドへの加入証だった。





2022年9月18日日曜日

感覚と知覚の違い―心理学は知覚に始まる―


感覚は、電気生理学

外界の物理的刺激を、感覚器で電気信号に変換して、神経を通って脳に伝送する。

知覚は、心理学
その物理的刺激の中から、自分に重要なものを選んで、まとまりや意味を与える。