2022年10月5日水曜日

ADHDの 認知メカニズムの解明―注意転導性・反応抑制・ワーキングメモリ―

 








① ADHDの注意転導性
「気が散る」と「気晴らし(気散じ)」が同時に起きている。そのため、妨害刺激を全てなくしても、ADHD症状は改善しない。

② ADHDの反応抑制
「運動抑制」ではなく、「反応決定」+「運動活性」が組み合わされている。そのため、動機づけのある状態では、スピードの速いパフォーマンスを、正確に行う。

③ ADHDのワーキングメモリ
ワーキングメモリ活動を行うと、脳内では認知的に持続した「自己刺激」の状態となる。そのため、ワーキングメモリの個人差はあるが、この脳内自己刺激の状態によって、ADHD症状を改善できる。